金沢創造都市会議2009宣言成21年12月2日


 金沢市が「歴史都市」に認定され、ユネスコの「創造都市ネットワーク」のクラフト(工芸)分野での登録が認められたのを機会に、まちづくりの面から、こころにとめておきたいことがある。それは、金沢弁のまちづくりという発想である。どこに行ってもあるような、標準語のまちづくりではなく、金沢ふうのまちづくりが大事だという意味である。
 ユネスコの創造都市は、「創造的な文化の営みと、革新的な産業活動の連環により、まちを元気にしている都市」と定義されている。
 果たして、それにふさわしい活動が行われているかどうか、気恥ずかしさも感じながらも、登録されたからには「官」と「民」が力を合わせ、それに値するような、元気なまちづくりに取り組んでいこう。



 
 
閉会

 金沢創造都市会議開催委員会
 実行副委員長
 社団法人金沢経済同友会
 副代表幹事
         米沢 寛

 

(米沢) それでは一言閉会のごあいさつを述べさせていただきます。
 昨日、あん・まくどなるどさんが言った言葉で、私はすごく気に入った点が2点ありました。「おたくの市長」、いわゆる山出市長ですが、政治家ではなくて哲学者であるというようにおっしゃったことと、もう一つ、金沢の生きた歴史を支えているのは、やはり市民、経済人、そして経済構造だと言っていただきました。そういう意味では、私ども金沢経済同友会は、ある意味、まちづくりは自分たちの仕事と一緒だということで、金沢のまちのイメージが企業の後押しになる。そういう意味で、まちづくりをするのは自分たちの仕事と一緒のことだという感覚で今までやってまいりました。そういう意味で、今回、ユネスコの創造都市に登録されましたが、この10年続いた金沢創造都市会議・金沢学会がその選ばれた要素の一つにでもなっていれば、私どもとしては非常にうれしいなと思いました。
 もう一点、創造都市に認定されたことは、決してゴールではなくてスタートだというお言葉も、この2日間の中でいただきました。そういう意味では、代表幹事が言いました、気恥ずかしさを持って、金沢弁でまちづくりを、もう一度新たにスタートさせたいと思っております。
 この2日間の議論の中で、新たなワークショップのきっかけも見つけることができましたので、皆さんのお力を借りながら、この次の5年、この次の10年に向けて、このまちをもっともっと良いまちにするように努力することをお約束して、閉会とさせていただきます。ありがとうございました(拍手)。
 
 
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