まとめスピーチ

大阪市立大学大学院教授
佐々木雅幸



 お疲れさまでした。もう時間が過ぎているので一言だけ、明日の討論との関係でお話ししておきたいと思います。
 今回は、三つの書体での金沢を都市間競争として考えてみようということだったと思います。はからずも、三つ目の鼎談では、まさに伝統工芸の金沢の厚みと、21世紀の現代アートの可能性が、これから金沢をどのように引っ張っていくのかということだったと思います。21世紀美術館の非常に大きな特徴は、子供たちがわあわあ騒いでいる美術館です。こんな美術館はなかなかないのです。年寄りはしかめ面してしまうのです。これは、僕は当然だと思うのです。こんなものどう評価して、分からないというものがあってこそ、金沢の創造性が高まるのだと思っていまして、またこれは明日続けて議論したいと思います。どうもありがとうございました。
  
 
 
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