閉会
   
 

 

  
(福光) 宣言を採択するということを毎回やっていますので、ちょっとこのままお待ちください。それでは数人離席されましたが、お時間の都合もありますので、今お配りしております「2005宣言案」を読み上げたいと思います。
 宣言とはエッセンスですので、とりあえずこのようにまとめさせていただきました。


金沢創造都市会議2005宣言(全文)

一、都市遺産を財産に変えるにはまず遺産の価値に気づくこと、遺産を大切にすること、そして遺産を見つけだすという三つのことが重要だ。わが町を知るための金沢検定試験が行われ、金沢の文化遺産を文化財にするための調査が進められ、禅を世界に広めた鈴木大拙や、日本の金箔の生産量の99パーセントを占める金沢箔に関心を持とうという提言がなされ、三つのことが動き始めている。

一、 金沢学会などで提案された五つのプロジェクトは着実に実績を積み重ねている、金沢学は何より実践を重んじる地域創造学でなければならない。歴史や文化の香りに満ちた都市のたたずまいが人をつくり、その人たちが都市をつくり、都市の価値が創造されていく。それを実践していこう。

               2005年11月25日  金沢創造都市会議開催委員会



(大内) 以上の案ですが、ぜひ皆さんにご同意いただきたく、拍手を持ってご同意いただければありがたいと思います(拍手)。ありがとうございました。

(福光) ありがとうございました。なお、この宣言をこのように取り扱わしていただくことと、昨日から今日にかけての議事録、報告書は、先生方の校正を経てホームページで公開をします。それから、議論の中で、いわゆるワークショップ、宿題にすべきことが幾つもありました。それはまた吟味して具体的な宿題にさせていただきますが、地元の金沢学会員で相当手いっぱいになってきていますので、宿題のワークショップにぜひ参加しようという先生方がおられましたら、大歓迎です。ぜひそのようにお願いしたいとも思っておりますし、今回ご参加いただきました講師の先生方で、金沢学会にお入りでない方には、ぜひ、これはリスニングをさせていただくということだけですが、ご異論がなければ、金沢学会員として登録させていただければ、今後いろいろと金沢学会のときにもお集まりいただけるということもありますので、これはお願い申し上げたいと思います。改めてまた文章を送らせていただきたいと思います。
 それではこれで全体会議を終了して、司会にマイクをお返しします。八日市屋さん、お願いします。

(司会) 長時間にわたりましてありがとうございました。最後に金沢創造都市会議開催委員会参与で金沢経済同友会の米谷恒洋副代表幹事より閉会のごあいさつを頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。

(米谷) 第三回金沢創造都市会議、昨日から2日間にわたって、多分、夜の部も含めますと10時間を超える熱心な白熱した討議を頂き、まことにありがとうございます。金沢の町全体を都市遺産としてとらえ、そこには有形・無形のものもあるわけですが、改めて埋もれているものを掘り出すと同時に、そこに新しい価値を付加しながら、一方では我々は人類共通の普遍的価値のあるものがあると思っておりますので、そういったものについては徹底して整備・保存しながらやっていきたいと思っております。いずれにしましても創造都市会議や金沢学会、こういったものを継続していくことが内外に発信できるための重要な要素だと思っております。どうかひとつ、来年も皆さん、ぜひご参加いただけますように、よろしくお願いします。どうもありがとうございました(拍手)。


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