「金沢学会2008宣言」採択
 
福光●やや抽象的にならざるをえないのと、今後の展開が自由度があまり失われないような宣言に致しております。それでは、一読いたします。

『金沢学会2008宣言』(案)

 第4回金沢学会は、金沢の魅力をどう発信していくかを議論し、柔軟な発想による、「合わせ技」が発信のエンジンになると確信した。音楽の面からの発信では、邦楽、洋楽を含め、ジャンルを問わず、アレンジによって、金沢ふうが作り出せるとの認識を得た。これは、情報発信の面でも同様で、「フェイス・トゥ・フェィス」を基本に置きながら、さまざまな手段を活用することが重要であるとの指摘がなされ、「KANAZAWA BAND」構築が提案された。
 金沢の「創造都市ネットワーク」認定を目指す活動は、「世界工芸都市宣言」を踏まえ、分りやすい旗印で取り組むことを確認し、伝統工芸品やデザインを世界にアピールするためには、従来の手法にとらわれない、柔軟な発想が必要であることを理解した。
 北陸新幹線金沢開業に向けての「2014年」対策として、金沢の個性に磨きをかけ、命を吹き込む作業を続けなければならない。さまざまな分野で、創意、工夫を重ねる、ひたむきな努力が「発信する力」なのである。
 平成20年11月28日
金沢創造都市会議開催委員会 

 


閉会
金沢経済同友会副代表幹事
米沢 寛
 それでは、一言だけ、御礼申し上げたいかと思います。本日は山出市長、本当にお忙しい中、ありがとうございました。また、先生方も、2日間、非常に貴重な時間をいただきまして、心から感謝申し上げます。
 プレの創造都市会議から、もう11年になりまして、ずっと11年間、福光さんの下でやらせていただいて、さっきお互い年とったなと言うていたんですけれども。最初のプレの時に、お招きした先生方が、もう街づくりの抽象論は辞めようよと。そういうこと、話し合ってもしょうがないんで、せっかく、良い金沢という素材の街があるのだから、その中でいろんなことを言って、実験をして、そしてそれをまた、評価し合うような、そういう会議を作りましょうというところから、創造都市会議、金沢学会と、こういう型が生まれたわけですけれども、過去にもいくつもワークショップができました。そして、街の中で実験をさせていただいて、こうやって、最後、市長に来ていただいて、大手門の中町通りとか、4つの花道の看板とか、色んなことを取り上げていただいて、その実験の結果、この街に具現化しています。
 そういう意味で、そろそろ新しいワークショップがいるなと、思っていたわけなんですけれども、今日こうやって3つの新しいワークショップができました。
 私たち、しつこいんで、提案されたら、離しませんので、なんとか、来年の創造都市会議に、実験結果を、良い実験結果を、また公表できるように、ぜひとも仲間になっていただきたいというふうに思います。
 本当に、新しい「合わせ技」というキーワードが生まれました。先ほど福光実行委員長がですね、「合わせ技の時代だな」とおっしゃいましたけど、まさしく、そんな時代だろうと思いますし、その「合わせ技」を使う宝が金沢には、いっぱいあるなというふうにあらためて認識しました。それを、どうやってアレンジするかという話かなと、私も認識しました。
 ともあれ、本当に、金沢学会2008、ありがとうございました。来年の創造都市会議も、また、お会いできること楽しみにしております。ありがとうございました。
 


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