開会あいさつ
金沢創造都市会議開催委員会会長
社団法人金沢経済同友会代表幹事
澁谷亮治

 おはようございます。何か金沢らしくない、素晴らしくいいお天気となりました。今日は、この第2回金沢学会に対し、多数皆様方にご参加いただきまして、心からお礼を申し上げます。
 ご案内の通り、この創造都市会議は、我々のこの金沢の町を良くしたい、そのためにはどのように磨きをかけていけばよいかということを目的に立ち上げたものです。これまでに2回の創造都市会議と一昨年の金沢学会を開催し、さまざまな角度から論議を重ね、具体的な提言もしてまいりました。その結果として、例えば「美しい金沢づくり」という提言に対して、交差点などに見られる見苦しい看板の一部撤去など行政への反映、あるいは金沢らしい明かり、オープンカフェによるにぎわいづくりといった社会実験も行われるなど、若干成果が上がってきておりますし、巷にも反応がたくさん出てきております。
 昨年の創造都市会議では、「都心居住と創造都市」をテーマに市中心部の空洞化現象に真剣な討議が交わされました。2回目を迎えた今回の学会では、昨年の論議を受けて、それぞれご専門のお立場からより深い論議を加え、具体的で実行可能な解決策を探っていただければ幸いと考えております。飛田代表幹事の発案で設定した「都市の風格」というテーマは、極めて格調が高いものであり、永遠の課題ともいえるものでありますが、金沢であればこそ、こんなものにチャレンジでき、本当に風格ある都市づくりへの歩みを力強く進めることができると確信しております。今日、明日の2日間にお集まりの皆様方の高いご識見をこのテーマに添えていただき、さらに行政関係の皆様方の一層の支援、ネットワークを頂けるように、ご期待を申し上げております。簡単ではありますが、一言、お礼に合わせてごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。




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