■ゲストプロフィール
■荒川哲生(あらかわてつお)
1931年東京生まれ。早稲田大学商学部を経て、51年劇団「文学座」入団。以後、劇団「雲」「棒」「昴」などの旗揚げに参加、古典劇から現代劇、前衛劇まで幅広い演出を手がけ、戦後日本における小劇場活動の先駆けを演ずる。63年演劇を学ぶためアメリカ留学。以後、演劇を通 して国際交流に努めた。ワシントン大学講師、早稲田大学講師、ミルウォーキー・レパトリー・シアターの客員演出家、(財)現代演劇協会演劇学校長などを歴任。現在、一年の半分を金沢で過ごし、演出のかたわら、俳優養成講座(金沢市民芸術村・ドラマアカデミー)で後進の育成、演技研究会「N.DARTS」の設立に当たるなど、地域演劇振興に活躍中。

■川勝平太(かわかつへいた)
1948年京都生まれ。72年早稲田大学政治経済学部卒業。75年同学大経済学研究科修士号取得。85年オックスフォード大学よりD.Phil.取得。早稲田大学政治経済学部助教授、教授を経て、98年より国際日本文化研究センター教授。専門は比較経済史。現在、国土審議会計画部会専門委員会委員、経済審議会国民生活文化部会委員、小渕首相主宰「21世紀日本の構想」懇談会委員、日本経済新聞社ミレニアム会議委員。主な著書に『日本文明と近代西洋』『富国有徳論』『文明の海洋史観』『文明の海へ』など。

■竹村真一(たけむらしんいち)
1959年大阪生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。同大学院文化人類学博士課程修了。通 産省の外郭シンクタンクなどでアジア研究や社会開発プロジェクトに携わった後、92年より東北芸術工科大学助教授(文化人類学・国際社会論・技術論・デザイン文化論等を担当)。専門の人類学や文化生態学のアプローチに生命科学や情報社会論の視点も統合しつつ、新たな「人間学」「地球社会学」の構築をめざす。また、都市デザイン、環境問題、教育・医療、技術文明論などの分野で広く発言するとともに、近年はマルチメディア関連のさまざまなプロジェクトも推進。著書に『呼吸するネットワーク』『新たな人間の発見』など。

■田中優子(たなかゆうこ)
1952年横浜生まれ。法政大学文学部卒業。同大学院博士課程修了と同時に第一教養部専任講師就任。83年助教授、91年より教授に就任。専門は日本近世文化・アジア比較文化。93年オックスフォード大学在外研究員。主な研究分野は、日本文化における「連」の働き、江戸時代の文学・美術・生活文化・貿易・経済・音曲など。現在、国立国際日本文化研究センター運営協議委員、江戸東京博物館運営委員、かながわ学術研究交流財団顧問、建設省都市計画中央審議会委員、国土庁国土審議委員、日韓文化交流会議委員、町田市文化財保護委員を務める。著書に『江戸の想像力』『連・対話集』『江戸はネットワーク』など。

■野村万之丞(のむらまんのじょう)
1959年東京生まれ。300年の歴史をもつ加賀前田藩お抱えの狂言 野村万蔵本家の直系長男として生まれる。3歳で初舞台を勤め、以後数々の秘曲を上演し、95年に万蔵家継承名 五世万之丞を襲名、万蔵家の八代目の当主となり、2000年から狂言を新たに編集した一門の組織「萬狂言」の代表を務める。近年では、古典の狂言にとどまらず、現代劇やテレビの出演、演劇の劇作・演出などを手がけ、また一方では、長野パラリンピック冬季競技大会閉会式の演出、第14回国民文化祭総合プロデュースなど大型公式イベントにも携わり、文化情報経済プロデューサーとして各自治体や企業の委員を務めている。

■松岡正剛(まつおかせいごう)
京都生まれ。早稲田大学、工作舎を経て、1982年に松岡正剛事務所を設立。87年編集工学研究所設立。現在、帝塚山学院大学教授。70年代にオブジェマガジン『遊』を創刊、日本で初めてのエディトリアル・ディレクターとして、超ジャンル的編集と先駆的グラフィズムの数々を世に送り出し、アート・学問・メディア界に多大な影響を与える。80年代に入り、自らの編集哲学を工学化・実用化し「編集工学」を確立。以後、執筆のかたわら、その編集領域を拡大し続けている。現在、電子ネットワーク上に相互編集社会を構築するプロジェクト「ISIS・編集の国」を推進中。著書に『自然学曼陀羅』『知の編集工学』など。
金沢ラウンド誕生について
ゲストプロフィール
コーディネータプロフィール
開会あいさつ
福光松太郎
プレゼンテーション
 荒川哲生
 川勝平太
 竹村真一
 田中優子
 野村万之丞
 松岡正剛
 大場吉美
 金森千榮子
 小林忠雄
 佐々木雅幸
 水野一郎  
 米沢 寛
全体会議のまとめ
委員長総括
実行準備委員会