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金沢創造都市会議の基本構想 (背景)
 
新しい千年紀、新しい世紀を目前にして「創造都市」が注目され、その概念をめぐって国際的な議論が展開されるとともに、主要な都市がこれを政策目標に掲げ、具体的な実践の歩みを始めている。  「創造都市」とは、財政危機や制度疲労に陥った集権的国家システムへの依存から脱却をめざす、「自立した経済基盤と個性的な文化を育む、創造性あふれる都市」である。すでに欧米では、芸術文化が持つ創造的なパワーを生かして社会の潜在力を引き出そうとする「創造都市」への実験が展開されている。また、日本においても、内発的発展を遂げた典型都市「金沢」が「産業と文化の創造都市」をめざして挑戦を始めており、京都などいくつかの都市も「創造都市」を21世紀ビジョンとして選択し、金沢に続こうとしている。  世紀末の閉塞状況を打ち破り、新しい世紀を切り開くために、世界の都市プランナー、研究者、行政、企業家、芸術家そして市民が集い、21世紀の新しい都市像として期待される「創造都市」に関する研究、討論並びに実践の交流と総括を行う場として「金沢創造都市会議」の開催を呼びかける。  会議運営の中心には設立予定の、世界に開かれた学際的で柔軟な市民参加型学会である「創造都市学会」があたり、2001年から10年間継続して開催し、その成果は会報及びインターネットによりグローバルに普及される。

核となる組織「創造都市学会」の設立


これからの運営の核として、独自の視点から柔軟で超領域的な学会を設立し、「創造都市学会」と名付け、その本部および事務局を金沢におく。事務局は学会の運営と金沢創造都市会議の毎回の開催、運営にあたる。また会報を発行し、情報の受発信を行う。


金沢創造都市会議の構造



●対象メンバー

・世界の創造都市の都市プランナー、学者、行政、民間人、企業家、芸術家など

●メンバー構成

・レジスタードメンバー:議長、基調講演者、リポーターなどを含む創造都市学会のメンバー ・ゲスト:毎回特別に招へいされた人 ・一般参加者:地域や世界から集まった聴衆としての参加者

●議論されるテーマ例

・産業論(インダストリー、ビジネス、流通、サービス、雇用 etc ) ・都市計画論(環境、交通、エリア、リジョン etc ) ・文化政策論(エンターテインメント、ニューカルチャー、オールド&ニュー、伝統と革新 etc ) ・生活環境論(コオリティオブライフ etc )

●中心事業

・各地の創造都市から学会のメンバーが集まって議論が行われる金沢創造都市会議の開催 ・金沢創造都市会議は次のような部分から構成される 基調講演、レクチャー、パネルディスカッション、 各地のショーケース、食談、 ワークショップ、クリニック、アワード、パフォーマンス etc ・創造都市学会の総会の開催